↑障害別・目的別にたくさんの本とアイテムを紹介しています。必ず皆様のお役に立つと思います。 ↑ついにアップしました!ジャンケンを使わないレクリエーションゲームをたくさんたくさん紹介しています。ぜひ参考にしてください。 ↑地味な名札をビジュアルな千社札で作成。個性に合わせた色と柄で、子どもたちもわかりやすく安心です。 ↑ついにオープンしました。鍵つきトイレットペーパーホルダーや鍵つきタオルハンガーを販売をしています。困った時のヒント集が、好評を頂いています。 ↑知的障害者のためのレクリエーション指導講座です。コツやヒントが満載で、筆者オススメの本とグッズが好評をいただいています。 ↑高齢者のためのレクリエーション指導講座です。コツやヒントが満載です。 ↑トイレットペーパーホルダーについて色々とご紹介しています。福祉や看護に役立つトイレットペーパーホルダーもたくさんあります。 ↑すてきなトイレットペーパーホルダーや、おもしろいトイレットペーパー、災害時用のトイレットグッズなどをたくさん販売しています。みなさまのトイレット・ライフに、ぜひご活用くださいませ。 ↑ふくしチャンネルは、福祉や介護に関する情報発信・相互交流を目的とした総合サイトです。ぜひ、どうぞ。 ↑ふくしごーごーは、いろいろな福祉や介護に関するリンク集です。ぜひご活用ください。 ↑ゆっくりねっとサーチは、障害を持つ子供達に関連するホームページを応援する検索エンジンです。 ↑ここには知的障がいのある人の『こんなときどうするの?』『どこへ相談したらいいの?』が散らばっています。広場の中をあちらこちら見ていってください。 ↑障害を持って生まれてきた子どもたちの検索エンジン天使のWEB検索です。 障害者支援 ライブラリー ↑ノーマライゼーションの実現を目指して障害者支援について考察するサイトです。 ↑恒和永千会は、「人は人として人らしく」を理念とし、社会福祉事業を通じ、この宇宙そして地球に生を受けた、人としてあたりまえで、人らしい幸せな生活を創造します。 ↑『パラリンタウン』は障がい者と障がい者サポートの為に有益な情報を皆で共有し、より明るい社会を築いて行くための相互コミュニティーサイトです。 ↑『パラリンワーク』は障がい者・職場適応援助者(ジョブコーチ等)に特化した求人・求職サイトです。趣旨と異なる求人広告の掲載はいかなる場合も出来ません。 |
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【今週の筆者オススメショップ】 |
第1通目 性についてのご相談 |
第2通目 ご父兄についてのご相談 |
Q.
知的障害の子どもたちのレクリエーションの集いにボランティアで参加しています。その活動中、保護者は自分の子供はほったらかしで父兄同士の会話ばかりで、積極的に活動に参加しようとしません。自分たちの子供なのに・・・と思ってしまします。父兄は父兄でいろいろ大変なんだと思いますが、これは私のわがままなのでしょうか?(以上要約)
A.
メールをいただき感謝いたしております。ご相談の件について私の思いをお伝えしたいと存じます。
私も30年間、知的障害者のためのレクリエーション指導をしてきました。その中で私も貴方と同じ経験を何度もしています。集いに加わらずに会話に夢中になるのは父兄だけでなく、なんと私達スタッフの中にも大勢いました。腹ただしく叱りつけたこともしばしばです。今は何をする時間なのか何をすべきなのかと激しくスタッフに問い正したこともあります。
そんな折、旧友が主催するレクリエーションの集いがあって参加しました。お手伝いするつもりで出かけたのですが、他にも沢山の旧友が参加していて、まるで同窓会のような感じになってしまいました。懐かしさでついつい会話に夢中になり、開始時間になっても一向に始められない状況でした。ご父兄も会話に夢中になっていて、子どもたちだけが所在なさそうにしていました。その時、主催者である旧友は嫌な顔もせずにニコニコとしていたのに驚かされました。30分以上経ってからようやく私がそのことに気づき、他の旧友に声掛けして集いを始めることができました。
その時、私は思い知らされたのです。私達でさえ会話が止まらないのに、ご父兄にとっては尚更ではなかろうかと。知的障害の子どもたちの親御さんは毎日大変な思いをして子どもさんを育てていることと思います。その苦労や悩みを打ち明けたい、相談したいとの思いはことのほか強いと思います。
ご父兄の会話をそれとなく聞いていると世間話などは少なく、もっぱら子どものことやご家族の悩み事でした。こうした悩み事は同じ悩みを持たない他人がアドバイスしても効果はありません。やはり、同じ悩みをお持ちで、しかもなんとか乗り越えられた同じ立場の人からのアドバイスは共感を持って受け入れられます。手をつなぐ親の会や○○の患者の会など、同じ悩みを共有する人たちの会が大切なのはまさにそのことだと思います。
以来、私は開始時間になってもご父兄の会話が終わらない時は、平然と待つことにしています。会話に夢中になっているご父兄も30分も経てば誰かが気づいてくれます。そして、こんなことを言います。「あら先生、いつになったら始めるんですか?」と。ここで不機嫌な顔で「お母さん達が話し止まないからできないんです。」などと言ったらお終いです。ご父兄も「まあ!」と言って怒り出しお互いの信頼関係は崩れ去ります。ですから私は「大切なお話をしているようなので、終わるまでお待ちしていました。」と言っています。すると「あら、ごめんなさい。ほらほら、皆さん始めましょう!」と他のご父兄に声掛けしてくださいます。
心の中にある「話したい!」と言う思いは大切です。話し終わらないうちに遮られてしまうと不満が残ります。逆に話し切ると満足します。これはご父兄だけではありません。スタッフも同様です。以来、スタッフの会議や練習もスタッフの会話が一段落するまで私は待つようにしています。途中で遮って会議を始めてもコソコソとしゃべったり、気持ちが集中できないことが多いです。
以上、的外れな回答または失礼な言い方がありましたら心より深謝いたします。今後も当サイトをどうぞよろしくお願い申し上げます。貴方の今後のご活躍をお祈りしています。それでは、お元気で。
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第3通目 ご兄弟からのご相談 |
Q.
私には知的障害の弟がいます。軽度の自閉症で、現在自立支援のワークショップで働かせてもらっています。私は、今は仕事をしていて大変忙しいのですが、いずれは結婚しようと思っています。そして将来育児が終わった時に、弟のためになにかできないかと考えています。できれば、仕事として知的障害者の支援をしたいと思います。そのためには今、若いうちに出来ることは何でしょうか?(以上要約)
A.
メールをいただき感謝いたしております。ご相談の件について私の思いをお伝えしたいと存じます。
ご兄弟であるお姉さんが、障害のある弟さんの将来を案じて下さっていることに、先ず敬意と感謝を申しあげます。得てして、障害のある子は親御さんに押し付けて、自分は知らぬ顔というご兄弟が多い中、貴女のようなお姉さんがいらっしゃることは、さぞかしお母様は心強く思われていることでしょう。それだけで、大変な親孝行をされていると頭の下がる思いです。
貴女のご質問にお答えしたいと存じますが、その前に一つだけお話しさせて下さい。どこの施設でも「親の会」とか「育成会」とか、保護者による組織が必ずあります。しかし、子どもさんが大きく成長するにつれて、親御さんは年老いて参ります。親御さんの第一の心配は「自分が逝った後の子どもの世話は誰がしてくれるのだろうか?」に尽きます。そこで、施設では親の会に働きかけて「兄弟姉妹の会」を作るよう促しています。しかし、どこの施設でも苦戦しているのが実情です。このことを先ず知っていて欲しいと思います。
さて、知的障害の子どもたちを支援するお仕事についてですが、大きく分けて二種類あります。簡単に言えば、文部省と厚生省です。養護学校や特殊教育センターなどで子どもたちを支援する(療育と言います)ことになりますが、この職種には教員免許が必要となります。社会人になってから就くには、かなりハードルが高いのではないでしょうか?
もう一つは施設への就職です。これも正職員となると、やはり各種の資格を有することが求められるようになりました。資格はいろいろありますが、一番多く求められているのが介護福祉士と社会福祉士です。ただし、いずれも4〜5年の実務経験と各種の専門教育を受けなければ受験できません。
そこで私は希望者には次の道を提案しています。つまり、パートでも嘱託でも臨時職員でもかまわないから、まず希望の施設に就職することです。これならば資格は必要ありません。ただし、低賃金であることは覚悟してください。そこで、4〜5年の実務経験を積んで、通信教育(ただしスクーリングと12科目以上のレポート提出があります)を受けた後に受験するのです。合格したら、その施設の次回の職員募集に正職員として応募するわけです。事実、このようにして施設職員になった方はたくさんいらっしゃいますよ。
私が施設に就職した時(30年前)には資格制度そのものがありませんでした。ですから、様々な出身者が就職していました。障害者福祉が、今のように世間の注目を集めるようになる前の時代です。その後の30年間で私もたくさんの資格をとりましたが、何故か介護福祉士と社会福祉士だけはとりませんでした。おかげで、今もって施設に再就職できないでいます。30年の経験があるにもかかわらず、です。少〜し不満な思いでいます(笑)。
私は、それよりも貴女に期待したいものがあります。それは、将来子育てが終わってからで良いから、先にお話した「兄弟姉妹の会」に入って、皆を先導してほしいと思っています。施設の現場で直接子どもたちに接するだけが福祉の仕事ではありません。施設を親兄弟としてバックアップしていくのも大切な福祉の仕事と思っています。私が在職中に特に望んでいたプランがあります。一生懸命、親の会にお願いしたのですが実現しませんでした。
たくさんの親兄弟の中には、例えば大工さんがいるかもしれません。例えば植木屋さんがいるかもしれません。例えば、放送関係の方がいるかもしれません。また、裁縫の得意なお母さんがいるかもしれません。お医者様や看護士さんもいるかもしれません。それはそれは多くの職種の方がいる筈です。
施設は今、人出不足と金不足です。施設の実情に合わせて、大工のお父さんに修繕を、植木屋のお兄さんに庭仕事を、放送関係のお姉さんに施設のPRを、裁縫のお母さんに繕い物を頼みたいのです。それを、効率良くコーディネートしてくれる人材が必要なのです。それには、施設職員よりも障害者のご家族になっていただくのが最適だと思うのです。
さらには地域を巻き込み、行政を巻き込んで、障害者福祉の充実に力を貸して欲しいのです。私達施設職員が、声高に叫んでも国は何もしてくれません!ご家族の方の声には耳を傾けてくれます。これが現実です。しかし、知的障害者福祉ではご家族は何故か尻込みされています。「国にお世話になっている」と言う昔ながらの後ろめたさがまだまだあるようです。しかし、貴女が子育てを終えるころには社会の風潮は変わっていると思います。思いっきり声を挙げていただきたいのです。
そのために今、若いうちに出来ることは何かとのご質問ですが、貴女は既に実践しているではありませんか!つまり当HP「知的障害者施設4万ページの支援日誌」を読まれているではありませんか!他にもたくさんのサイトをご覧になったと思います。それが一番大切な今やるべきことだと思います。学んでください。そして、知ってください。そうすれば、先は見えてきますよ。
以上、的外れな回答または失礼な言い方がありましたら心より深謝いたします。今後も当サイトをどうぞよろしくお願い申し上げます。貴女の更なるご活躍をお祈り申しあげます。それでは、お元気で。
★この続きは、ただ今発売中の「おねがい、ボクをみて!」(東京図書出版会)で、お楽しみ下さい。
当サイト掲載分に大幅追加して全75話収録しています。読み応え充分、是非お求め下さいませ。
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